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2019年12月10日

モビリティ業務を最適化する、IoTを活用した車両管理とは?

IoT(アイ オー ティー)という言葉は、今やテレビや新聞などで目にしない日がないほど話題に事欠きません。一方で「IoTをどのようにビジネスで活用すればいいのかイマイチ分からない」という方もいらっしゃるかと思います。
この記事では、IoTを活用した車両管理の方法およびクラウドシステムについて紹介をいたします。

モビリティ業務を最適化する、IoTを活用した車両管理とは?

IoTとは何か?

まず、IoTという言葉について改めておさえておきましょう。IoTとはInternet of Thingsの略称で、日本語では「モノのインターネット」と訳されています。社会に存在する様々なモノ(物体)に通信機能をもたせ、インターネットに接続することにより、自動認識や遠隔制御、データの送受信などを行うことをいいます。

スマートフォン・パソコンなどの、インターネットに接続されることが前提となっている機器だけでなく、冷蔵庫・洗濯機・電子レンジなどの家電、ビルや工場、そして自動車までもがインターネットに繋がるようになってきています。

IDC JAPANによると、IoTは2019年~2024年の年間平均成長率14.6%、2024年には12兆6363億円に達するとといわれており、Google検索においても2015年あたりからIoTの注目度が一気に高まっていることが分かります。

そんな中、”自動車のIoT化”と言われる「コネクテッドカー」市場は急速な拡大を見せています。2035年にはコネクテッドカーの販売台数は1億台近くになり、新車に占めるコネクテッドカーの割合も8割強になると予想されています。しかし現状(2019年)では、新車販売台数に占めるコネクテッドカーの割合は3割程度に留まっており、さらに既販車も含めると、コネクッテドカーが占める全体の割合はまだまだ少ないのが実情です。

IoTを活用したモビリティ業務の最適化

こうした状況の中、「コネクテッドカーから収集した位置情報などを活用して、保有車両を効率的に管理し、生産性を向上したい」というニーズが高まっています。しかし、前述したようにコネクテッドカーは、まだまだ市場に十分に流通しているとは言えず、企業の車両管理で利用するにはまだ難しいのです。そこで、IoTデバイスを活用して既販車をインターネットに接続することで、モリビリティ業務の最適化が行えるようになります。では、既存車両をインターネットに繋がったコネクテッドカーにするために、どのようなIoTデバイスがあるのかをご紹介します。

シガーソケット型 IoTデバイス

車のシガーソケット(アクセサリーソケット)に設置するだけて利用できるタイプのデバイス(車載器)です。車のエンジンをかけるとシガーソケットから給電が行われ、デバイスを通じでインターネットへ接続されます。デバイスには通信用モジュールの他、GPS、加速度などの各種センサが内蔵されており、シガーソケットへ設置しエンジンをかけるだけで車両の位置情報や運転特性を可視化することができるようになります。設置が容易に行えるため、レンタカーや協力会社の車両等、あらゆる車両への取付が可能というメリットがあります。

通信型ドライブレコーダー IoTデバイス

ドライブレコーダーには通信型と非通信型がありますが、通信型というのは内部に通信機能を備えたドライブレコーダーのことを指します。ドライブレコーダーは通常内蔵されたSDカードに録画された映像を記録しますが、通信型の場合、録画した動画をインターネットを通じてクラウド上に保存します。SmartDrive Fleetで活用できるドライブレコーダーでは、検知したヒヤリハット動作の前後10秒(合計20秒)の動画が自動でタイムリーに保存されるため、安全運転の推進にも非常に高い効果があると言えます。

スマートフォンアプリ

スマートフォンをIoTデバイスとして利用するケースもあります。スマートフォンには既に通信機能やGPSが備わっているため、それを利用した車両管理アプリ等が提供されている場合もあり、もっとも手軽に始められるという点が特徴です。しかし、目的が生産性向上や運用改善等である場合、様々なデメリットが浮彫りになります。例えば、「精度が機種や使用環境に依存する」「常時接続で電池の消耗が早い」「”車両の走行”を特定しにくい」「ドライバーに操作負担がかかる」といった点があげられ、場合によっては導入後に追加でサービス開発が必要でコストがかかってしまう等、活用には注意が必要です。

通信型デジタコ(デジタルタコグラフ)

出典:音羽電子システム株式会社

車両総重量7トン以上または最大積載量4トン以上の事業用トラックについては、タコグラフの装着が義務付けられています。古くはチャート紙に記録するアナタコ(アナログタコグラフ)が主流でしたが、ここ数年では運行管理や安全運転推進といった文脈で、デジタコへの買い替えを進める企業が増えています。デジタコもドライブレコーダーと同様、通信型と非通信型のものがあり、通信型デジタコはクラウド上にデータを保存することができ、SDカードを都度取り出してデータを取り込む必要がないといったメリットがあります。しかし、そのような最新式のデジタコは高価で設置工事も必要となるため、「乗り換えたくてもアナタコを使い続けている」という事業者も多くいるのが実情です。

このように「デジタコを導入するほどの余裕はないが、効率的に車両管理を行いたい」という企業はどうするのか。一例として、アナタコを設置しながら、シガーソケット型デバイスや通信型ドライブレコーダーといった、デジタコより安価なIoT機器を併用し、業務の最適化を目指すといった選択が増えています。

スマートフォンでもパソコンでも車両の現在位置を確認し、効率的なロードサービスを実現へ

IoTデバイスで収集したデータを活用した車両管理システムでできること

上記のようなIoTデバイスを活用することで、具体的に何が出来るようになるのでしょうか。クラウド車両管理システム SmartDrive Fleetの機能を例に紹介します。

車両の現在位置の把握

IoTデバイスに内蔵されているGPSが取得するデータから、車両の位置情報をリアルタイムに把握できるため、「誰が、どの車で、どこに、どのような状態で」いるかが一目で分かります。SmartDrive Fleetの場合、1秒単位でデータを取得し画面には10秒に1度の頻度で反映され、高い精度で現在位置の確認が可能です。

機能紹介:リアルタイム

安全運転の促進

IoTデバイスに搭載されている様々なセンサーを利用すると、運転のクセやヒヤリハット操作、走行距離や時間といったデータを取得できます。「どこ、何が、どの程度、あったのか?」という情報を用いることで、具体的な安全運転指導に役立てたり、走行時間と距離は適切であったかを見ることで、労務環境に問題がないかといった判断を下すことができるのです。

機能紹介:走行履歴・G-Force

稼働率の把握

保有する車両が実際にどれくらい稼働しているのか、IoTデバイスを活用することで正確に把握できるようになります。「1日の中で各車両が使われている時間」「全車両の月内の稼働率」を可視化し、保有する車両台数を適正化することができれば、大きなコストダウンを実現できます。また、適正化後も効率的に車両利用するという面においても、IoTデバイスは非常に役立つものとなるでしょう。

機能紹介:稼働状況レポートモビリティーレポート

スマートフォンアプリ

「自分の運転がどんな運転だったのか」を振り返ることは安全運転を定着させる上で非常に重要です。SmartDrive Fleetでは契約いただいた企業の方へスマートフォン用のアプリを無料提供しており、走行データの振り返りだけではなく、日報の入力や他ドライバーの位置情報の確認等、様々な機能をアプリ単体でも利用できるようにしています。

機能紹介:SmartDrive Fleetアプリ

IoTを活用した車両管理を行っている企業の事例

ここではIoT機器を活用した車両管理を実践している企業の事例を紹介します。

相楽東部広域連合

車両管理システム×レポートサービスで迅速かつ有効な業務改善を実現!自治体の活用方法とは?

株式会社東集

通知機能をカスタマイズして業務を効率化!–材木物流における車両管理システムの活用事例

株式会社タープ不動産情報

迅速な対応でお客様との信頼関係を築き、稼働の可視化で働く環境を改善。タープ不動産に聞いた導入後の大きな変化

有限会社One up

シガーソケットにさすだけで簡単に車両管理システムを導入! 勘と経験に頼らず営業活動の効率化・安全運転の促進を実現

IoTを活用した車両管理についてもっと詳しく知りたい方は