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2019年9月12日

車両稼働率はどうやって計算する?計算方法や活用方法について解説

営業で利用する営業車、デイサービスで活用される送迎車、廃品収集車など。企業は様々な形で車両を利用していますが、実際に自社で保有している車両がどの程度稼働しているのか、把握できてますか?
本記事では、車両稼働率の計算方法だけでなく、不要な車両削減のためのステップ、分析に活用できる車両管理システムの機能についても解説します。

車両稼働率はどうやって計算する?計算方法や活用方法について解説

稼働率とは

稼働率の計算方法

稼働率とは設備の稼働状況を測るための指標のことです。対象となる期間のうち、実際に稼働した時間や日数の割合のことをさし、以下の式で求めることが可能です。

稼働率(%)= 実働時間 / 対象期間の総時間 ×100

数値が高い(=稼働率が高い)ほど、十分に活用されていることを意味します。車両の利用状況をこの計算式で計算することで、車両稼働率を算出することが可能です。

稼働率は何のために算出する?

そもそも、稼働率の把握が必要になるのはどのような時でしょうか。その目的の多くは、最適利用による「生産性の向上」・「コスト削減」です。企業にとって、車を保有すること自体に大きなコストがかかっています。車両の購入費用だけでなく税金・保険・車検・定期メンテナンス料・燃料費・駐車場代…などの維持管理費も必要。

「なんとなく必要そう」というような、感覚を頼りに車両が保有されている状態は、企業の収益を圧迫するばかりです。現状を可視化し稼働率をあげることで、不要になった車両の削減やレンタカーへの切替といった具体的な施策が実行可能になります。稼働率は「生産性の向上」「コスト削減」を行うための指標であり、算出すること自体が目的ではありません。重要なのは算出された稼働率から具体的に次に何を行うかといったアクションです。

車両稼働率の算出からコスト削減を実現する3STEP

稼働率の計算式はとてもシンプルですが、例えば「保有している100台のうち、先月使用された車は70台だったので、稼働率は70%です」と単純計算だけでは、現状を的確に示しているとは言えません。ここではコスト削減(=車両削減)するために必要な、データ算出方法の一例をご紹介します。

STEP1:まずは利用実態の把握を

車両の稼働の状況の最適化や、車両削減という成果を出す上でまず大前提として必要なものが、「正確な利用実態の把握」です。クラウド車両管理システムなどを利用し、以下のような指標で利用実態のデータを取得しておくと、具体的な目標値の設定や後の分析が可能になります。

取得データ例:

・会社から車両が出発し帰社するまでにかかった時間

・移動にかかっている時間

・客先など、会社以外の場所で停車している時間

・それぞれの車両をつかってるドライバーは誰か

STEP2:全体の傾向から目標値を設定していく

利用実態が取得できたら、まずは会社全体や拠点毎といった比較的大きなくくりで稼働台数・稼働時間を算出していきます。そして「目指すべき目標値をどこに置くか」を設定します。

設定例:

・日別での最大稼働台数と保有台数の差分から、削減目標台数(MAX値)を設定

・一台あたりの稼働時間の中央値や最大値から、稼働時間の目標値を設定

STEP3:具体的な削減台数へ落としこむ

次に、時間帯で見た時の稼働台数、車両やユーザーごとの日ごとの利用時間といった「いつ、どれくらいの時間、だれが」といった細かい情報を確認していきます。

先ほど設定した目標値と比較してどれくらい削減できるのかシミュレーションを行い、最終的に本当に削減が可能なのかを詳しく分析します。

「時間別の稼働台数をみて、一番動いている時間はどこか」「その時間で他の車の同時利用ニーズはないのか」「これは本当に移動が必要な業務なのか」といった形で、データを深堀りし、削減可能な台数を洗い出すのです。

車両の稼働率を計測し可視化する、車両管理システム

車両の稼働率を計算するには、前述したSTEP1の「利用実態の可視化」が最も重要です。近年は、車両管理システムを利用することで、車両の利用時間や走行距離といったデータを容易に取得できるようになりました。ここでは車両管理システムには、どのような特徴があるのかを解説します。

多様なデータ取得元:IoTデバイス

現在世の中には様々なIoTデバイスがありますが、車両管理システムに利用されるデバイスの代表的なものとしては、SmartDriveデバイスのようにシガーソケットに挿して利用するタイプの車載器と、GPSを内蔵した通信型のドライブレコーダーがあります。

シガーソケットタイプ
ドライブレコーダータイプ

「位置情報だけならスマートフォンで良いのでは」と思う方もいるかもしれませんが、このようなデバイスを使うことで、すべての車両を同じ条件化でデータ取得できるというメリットがあります。また、クラウド車両管理システムSmartDrive Fleetの場合は、分析用のデータ取得だけではなく、10秒に1回の頻度でデータが更新され、リアルタイムに位置情報を把握することができます。

稼働率の算出の目的の一つに「生産性の向上」がありますが、リアルタイムな位置が把握できることで、突発的に入った訪問の依頼や、機器工事の依頼に即材に対応できる等、分かりやす形で稼働効率を上げ、生産性を向上することができるのです。

車両予約で効率利用 1台あたりの稼働率をアップ

SmartDrive Fleetでは社用車の走行データは自動的にクラウドに保存されます。蓄積されたデータを用いて車両の稼働率を確認することができますが、たとえば、複数の社員で車両を共用している場合、「どのドライバーが」何の車両をどれくらい使用しているのかというデータも分析を行う上では非常に重要な視点となってきます。そこで活用できるのが車両予約機能です。

会議室の予約をするように、何時から何時まで誰が利用すると予約を入れることで、データ分析に役立つだけではなく、現場での効率のよい車両運用が可能になります。

車両の予約をメールやチャット、書類、ホワイトボードなどで行っている企業もあるかと思いますが、その場合、車ごとの稼働率は算出できても「それを誰が使っているのか」といったの把握が難しくなってしまうのです。車両予約機能を利用してオペレーションを効率化することは、分析視点だけではなく現場の運用改善にも繋がります。

稼働状況をビジュアルで把握する、という視点

これまでSTEP1の「利用実態の可視化」が最も重要であると記載しましたが、実はもう1点、企業によっては重要な視点が存在します。それが「蓄積された走行データのビジュアライズ(可視化)」です。

蓄積したデータをダッシュボードやレポートの形で可視化することは、分析の大きな手助けとなりますが、これをゼロから作成するには、データ分析に精通していない方にとってはかなりハードルが高い作業となります。そこでSmartDrive Fleetでは、過去の走行データの蓄積や分析といったデータサイエンティストの知見を生かし、全体の俯瞰から個別の詳細情報まで可視化できるダッシュボードを提供しています。

様々な業界でのクラウド車両管理システム活用事例

稼働率の算出や状況把握を通じて、業務効率化やコスト削減を実現されている活用事例をここでいくつかご紹介します。

株式会社竹中ガス住設センター

移動効率を改善し「即日完了率」を高める、車両管理システムの活用方法

大阪デリバリー株式会社

「社員の安全を一番に考えたい」大阪デリバリーが車両管理で実現したいこと

株式会社ベルテックス

売上昨対比10%アップ、事故数ゼロ!業務効率化だけではない、車両管理システムの活用方法とは?!

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