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2019年10月9日

バースとは?物流現場の作業負担を軽減する方法について紹介

ネットショッピングや在宅勤務によって配送品数が増加する一方で、積載率の悪化やドライバー不足とそれに伴う長時間労働など、物流業界の課題は深刻な状況です。こうした現状を打破しようと、物流業界ではITシステムやIoT、AIなど様々な先進技術を活用して効率的で安全な配送に向けた取り組みが行われています。
 
この記事では、物流業界に携わっている方であれば、耳にしたことがある、もしくは毎日の業務で利用している「バース」に注目し、「そもそも、バースとは何か?」そして、バースでの業務をより効率化する方法を事例を交えながら紹介します。

バースとは?物流現場の作業負担を軽減する方法について紹介

バースとは? 

船舶が入港したあとに、係留して貨物の荷卸しをする場所(岸)を「バース(Berth)」といいますが、物流業界においてもこの言葉の引用し 、荷物の積卸しのためにトラックを停車する場所のことをトラックバース、略してバースと呼んでいます。

似たような言葉として、「トラックヤード」があります。トラックヤードは貨物を運搬する車両が、荷物の積み替えを行う敷地全体のことを指してます。大量の荷物を扱うトラックヤードにはさまざまな設備が含まれていて、その一つがトラックバースということです。

バースが抱えている課題

物流倉庫や工場において、到着したトラックは荷物の積卸しのためにバースに停車する必要があります。到着したトラックの台数がバースの数よりも多ければ、バースが空くまでトラックは待機しなければなりません。この待機時間は「荷待ち時間」と呼ばれており、ドライバーや運送会社だけではなく、物流倉庫、近隣住民にとっても大きな負担になっています。

荷待ち時間はドライバー側でコントロールすることが出来ないため、長時間の待機が必要になることも多く、必然的に長時間労働となり配送効率は下がってしまいます。このような状況を少しでも改善するために、2017年7月に荷主(荷物の持ち主、送り主)都合の30分以上の荷待ちは「乗務記録」の記載対象となりました。待機時間の記録を義務付けることで荷待ち時間の実態を把握し、運送会社と荷主の協力による改善への取り組みを促進することを目的としています。

改善施策の一つとして、倉庫作業を含めた全体の所要時間や流れをデータ化して効率化を進めたり、あらかじめトラックの受入れを予約する、バース予約システムを導入して混雑を緩和する、といった取組を行う企業が増えてきています。

バースの荷待ち時間を解決するサービス

クラウド車両管理システムSmartDrive Fleet

バースでの荷待ちを解消するために、運送会社は荷主から到着時間の調整を依頼される場合があります。そうすると運送会社では各ドライバーへその旨を伝達する必要がありますが、運転中の電話は事故に繋がりやすいうえ、電話をしても「もう近くへ来ています」「その時間には到着しそうにない」などの無駄なやり取りが発生してしまう場合があります。また、自社の車両だけではなく傭車(ようしゃ)などを利用している場合は、自社で使用しているデジタコの設置が難しいため、一括で管理できないといった課題もあります。

クラウド車両管理システムSmartDrive Fleetでは、シガーソケットに挿すだけて車両の位置情報を一つの画面で確認することが可能。荷主からの急な調整依頼に対しても、リアルタイムな位置情報を見ながら建設的な会話をすることが出来るようになります。

また一例として、株式会社東集ではリアルタイムの位置情報に加えて、ジオフェンス機能を活用した更なる効率化を実現しています。この機能は、特定の場所に近づくとメールでアラートを飛ばす機能ですが、これを応用して独自で配送先にメール通知を行う機能を実装しています。

『SmartDrive Fleetから受け取ったメールを、別のサーバーに自動で保存します。保存しましたら、メールに記載されている文面を抜き出し、配送先リストとマッチングするように検索します。そして、マッチした配送先に対して自動的にメールが送信されるようにします。
荷受け先であるお客様に「そろそろ到着しますよ」と通知を飛ばすことで、事前に荷下ろし場所を確保したり、到着時間に合わせて休憩を取ることができますし、弊社としても受け渡し時間を短縮できます。』


通知機能をカスタマイズして業務を効率化!–材木物流における車両管理システムの活用事例

着タイム

道路状況は季節や時間帯により刻一刻と変化します。渋滞や事故などにより配送先への到着予定が遅れてしまう、というのは良くあることではないでしょうか。遅延が重なると受入れ側でのオペレーションにも変更が発生するので、「いつ到着するのか」「どれくらい遅延するのか」といった確認のために電話リレーが発生するなど、非効率なやり取りが発生してしまいます。着タイムはSmartDrive Fleetと連携することによって、車両の現在位置から配送先への到着見込み時間を自動で計算。予定時刻より遅延が発生する見込みがある場合は、自動で受入側へ通知を行うサービスです。実績はデータ蓄積されるため、配送計画の見直しや改善施策のPDCAを素早く回すことができるようになるでしょう。
https://monoful.co.jp/ctime

トラック簿

こちらも株式会社モノフルの展開するサービスです。トラック簿では「バース予約」によりドライバーがバースの予約を取ることでトラックの到着時間を分散させ、長時間の待機時間を削減することができます。また、受入れ側ではバースの状況を可視化できるようになるため、紙やFAX、電話による非効率な作業も削減。さらに、バースの予約状況や利用実態をデータ蓄積し、分析できるという特徴があります。これまで「いつ混雑するのか」というのは、現場の感覚頼りの部分があり、なかなか効率化や改善が進みませんでした。データとして傾向を捉えることで、何から手をつけるべきかが明確になります。
https://monoful.co.jp/truckbook

配送業務の効率化事例

国土交通省が推進している物流総合効率化法では、バース予約システムの導入などによる輸配送の効率化が勧められています。クラウド車両管理システム、バース予約システムといった新たなサービス導入を入口としてドライバーの現状を把握することは、物流全体の効率化を進める手がかりになるのではないでしょうか。ここでは実際にクラウドサービスを利用して効率化に取り組んでいる事例を紹介します。

株式会社東集

IoTを活用した物流可視化の取り組み資料

各種資料を無料で提供しています。詳しく知りたい方は下記のリンクよりお進みください。