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2020年7月20日

今こそDXを推進!トラック事業者が活用すべき省エネルギー化推進事業費補助金

運送業界は今、ITツールを活用し、業務効率や労働環境を変えることを余儀なくされているのかもしれません。

今こそDXを推進!トラック事業者が活用すべき省エネルギー化推進事業費補助金

新型コロナや7月に発生した大規模な自然災害の影響により、運送業界は大きな負担を強いられました。7月7日には、新型コロナウイルス感染拡大により、輸送量が減ったことを要因に一般貨物自動車運送業の全国輸送が破産手続きを開始しました。運送業界では初めてのコロナによる破産です。同社は以前よりドライバー不足に伴う人件費の高騰、外注利用の増加で収益が落ち込んでいたところに、コロナという大打撃を受けました。こうしたニュースからも、運送業界は今、ITツールを活用し、業務効率や労働環境を変えることを余儀なくされているのかもしれません。

省エネルギー化推進事業費補助金とは

最近ではSDGSの実現に向けて、日本だけでなく海外でもCO2削減を始めとする環境問題が注力されています。運輸部門におけるエネルギー消費量において、約4割を占めるトラック運送ですが、経済産業省は、トラック事業者と荷主が連携して物流全体の効率化を図ることでトラック輸送の省エネ化を推進することを目的とした対策として、トラック事業者に対して、車両動態管理システムなどの導入支援補助金を開始しました。

簡単に言うと、トラックと荷主が連携して荷待ち時間を減らすことで業務効率をあげて環境を守り、省エネ化させることが目的です。運送業界では、ドライバーの長時間労働がなかなか改善されないことを理由に、2017年からトラックドライバーの乗務記録に荷待ち時間を記載することが義務付けられました。ただでさえ、ドライバーの人材不足が社会問題になっている同業界では、業務の効率化や労働環境の改善が急務です。そういった総合的な観点から、“省エネ化”を行うための施策として、ITツール導入・活用を進めようとしているのです。

補助の対象事業

該当するシステムは、車両動態管理システム、予約受付システム、配車計画システムの3種で、交付規定第3条第1項に規定される補助事業者は、下記の通りです。

補助対象事業者車両動態管理システム予約受付システムなど配車計画システム
貨物自動車運送事業者×
第二種貨物利用運送事業者×
自家用トラック事業者×
貨物および第二種貨物事業者の構成員を含む団体×
荷主など×
リース事業者

クラウド車両管理サービスについては、事業者単体での申請が可能ですが、予約システムについては基本的に荷主側の申請となります。交付申請期間はもうすぐ始まります。

一次 7月27日月曜日〜8月7日の金曜日  公募上限額25億円
二次 8月17日月曜日〜8月28日金曜日    公募上限額10億円
三次   9月7日月曜日〜9月18日金曜日    公募上限額4億円

期間における違いは公募額です。予算を超える申請がある場合は省エネ効果が高い申請が優先的に採択されますが、不採択の場合でも2次、3次の再申請もできるため、可能であれば1次で応募する方が良いでしょう。

補助率と補助金の上限金額

車両動態管理システム
クラウド型車載器  1/2以内
メモリーカード型車載器  1/3以内

1事業者あたりの補助金上限額はなし

予約受付システムなど

①予約受付システム②ASNシステム③受注情報事前確認システム④パレットなど管理システム⑤パレタイズシステム いずれも1/2以内
補助金の上限額は①〜④まで2,500万円、⑤のみ5,000万円

配車計画システム

1/2以内、補助金の上限額は2,500万円

対象事業の要件

なお、補助対象事業者となった場合、導入したシステムを活用した取り組みを次のように実施し、自己評価を報告する必要があります。

(1) 実施計画の作成:どのような活用をするのか、省エネ効果に対する計画値を提出します。

(2) 自己診断データの取得:トラック事業者と荷主との取り組みの前に、自己診断データを取得します。

(3) 施策提案:自己診断データをもとに、現在の課題を割り出し、課題解決に向けて輸送効率化におけるトラック事業者と荷主との連携における施策を提案します。

(4) 自己評価:自己評価を報告します。ここでは、導入後に取り組みを実施した車両全体で1%、なおかつ計画値以上の効果を達成する必要があります。

申請書類のダウンロードはこちらから

・交付規定 ワード形式

・添付書類 申請者情報(エクセル形式)/実施計画書(エクセル形式)/使用機器・部品一覧(エクセル形式)

詳細については、補助事業を執行するパシフィックコンサルタンツのサイトを御覧ください。

導入できるシステムの定義とは

補助対象となるシステムは次のように定義されています。

車両動態管理システムの定義

車両の位置情報を把握できる車載端末を車両に搭載することで、運行管理を行えるもの。なお、運行中のデータ通信の有無によってクラウド型とメモリカード型に分類されます。クラウド型は運行中にデータを送受信できるもの、送受信できない場合は記録媒体に走行データを記録できること。メモリーカード型は、記録媒体に走行情報を記録し、運行中にデータ通信を行わないシステムとなります。いずれにせよ、次の必須機能が搭載されたものが対象です。

①デジタコ導入型の車両管理システム

1運行内で瞬間速度、走行距離、走行時間が取得できること。

②GPSによる位置情報が取得できる車載器を搭載した車両管理システム

時間情報の取得ができ、車両動態管理に必要なGPS位置情報(リアルタイムでの位置情報)が取得できること。シガーソケット型もこちらに該当しますが、着脱が可能なため、本業以外では利用しないことを証明する必要があります。通信型ドラレコは申請後個別判断が必要です。省エネや荷主と事業者の連携効果が高いと認められますが、車載器内蔵式で製品構成として不可分で分離できないものが対象です。

③サービス単独型の車両管理システム

スマートフォン・タブレット等の汎用機器(補助対象外)のGPS位置情報の取得機能を利用した車両動態管理機能のことです。

最近ではカメラ機能と動態管理機能の両方を備える通信型ドライブレコーダーもありますが、こちらに関しては①〜③に定義されておらず、申請後の個別判断となります。条件としては下記のように記載されております。

“省エネ及びトラック事業者と荷主等との連携効果が高いと認められるもの、若しくは車載器内蔵式など製品構成として不可分で分離できないと認められるものに限り補助対象とする”

予約受付システムなどの定義

予約受付システム:
トラック事業者の事業所・運転手などがトラックの荷物積卸し施設への到着予定時刻を事前に予約できるシステム
ASNシステム:
納品予定の商品詳細や賞味期限などの納品情報が、ITツールによって発荷主から着荷主に伝達できるシステム
受注情報事前確認システム:
ITツールで、発荷主が発荷主の受注情報をトラック事業者に事前に共有できるシステム
パレットなどの管理:
トラックの積卸し施設またはトラック輸送の過程において、リアルタイムな位置情報を取得して、パレットなどを管理できるシステム
パレタイズシステム:
トラックの積卸し施設などで、ロボットによってパレット荷積み、荷卸しができるシステム

配車システムなどの定義

あらかじめ登録した配車情報をもとに、納入先までの効率的な配送ルートなどを自動作成できるシステム

業務効率が一気に向上!省エネ化実現に活用したい車両動態管理システム

「現状を把握して、改善すべき箇所を洗い出したい」「誰でも簡単に利用できるツールを導入したい」「リアルタイムでスムーズに連携を取りたい」「荷待ち時間を改善するためのデータを取りたい」など、現状の改善から生産性の向上、さらには安全運転の促進まで、トラック事業者さまの幅広い需要に応えることができるのが、スマートドライブが提供する車両管理システム、SmartDrive Fleetです。補助金の項目では、②GPSによる位置情報が取得できる車載器を搭載した車両管理システムに該当します。

使い方は非常に簡単で、シガーソケットに届いた車載デバイスを装着するだけ。専用車載デバイスと専用アプリだけで、誰でも簡単にクラウド車両管理が始めることができ、利用開始当日からリアルタイムに位置情報の把握や集計機能が利用できます。

これ1つで多彩な機能が使える!

・日報の自動作成機能

ドライバーは専用のアプリで自動的に作成された日報の確認や編集、業務内容を手軽に記録できます。

・リアルタイムでの走行ルートを把握

地図上に対象車両の位置情報をまとめて表示し、現在の情報を常に把握できるため、正確な現在地を把握し、お客様や取引先からの急な問合せをいただいた時も連携を取りやすくします。また、毎秒ごとに取得するGPSデータを元に、ルート・距離・時間を正確に蓄積し、後から分析することも可能です。

・車両の予約

車両利用予定の重なりや間違いをなくし、スムーズに利用調整ができる機能が搭載されているので、利用時間が重なった、どの車両が稼働できるのかわからない、といった問題をなくし、余剰車をあぶり出します。

・ジオフェンス機能

位置情報をもとに、登録した住所への出入りを自動通知。電話やSNSでのやりとりをなくし、業務をよりスムーズに。

・リマインダー機能

車検の時期や整備記録、社員の免許更新なども抜け漏れなく管理。終了予定日前にリマインダーをセットすることで、漏れや万が一の整備不良、免許の期限切れ等を防ぐことができます。

・高精度な安全運転診断機能

特許を取得した安全運転診断機能により、個々のドライバーの運転の癖、危険な挙動を可視化します。運転診断スコアで、ドライバーも自分の運転スキルを把握することが可能に。  導入実績も多数、製品を導入後、お客さまが求めている成果が確実に獲得できるようにサポートする支援サービス、取得したデータを分析し、業務改善へとつなげる分析レポートサービスなど、お客様の課題に合わせた最適なサービスを提供しています。詳細はこちらをご覧ください。

ツールの掛け合わせでDXを推進!おすすめシステム4選

また、さらなる生産性の向上、コスト削減を目指すなら、車両管理システムのみだけでなく、荷受けオペレーションやルートの最適化を行うソリューションなどを掛け合わせて利用すると、大きな効果が得られます。

荷受けとの連携を促進するサービス

トラック簿

出典:monoful

「時間通りに到着してもバースが混雑していて待ち時間が発生してしまう」「待ち時間が長く、業務効率が悪い」など、トラック事業者と荷主間の連携不足により発生していた荷待ち時間を改善するための便利な機能を搭載したサービスです。

フリープラン、スタンダードプラン、プレミアムプランと3種のプランがあり、フリープランは0円で受付、バース割当、実績管理、データ分析、簡単呼び出し(SMSは20円/通、ラインは無料)サービスが利用できます。さらには動態管理システムやTMSとの連携、オプション機能もあるなど、目的や用途によって自社にとってベストなツールへと進化させることができるでしょう。

monoful「トラック簿」

着タイム

出典:monoful

事故や渋滞、自然災害などが発生すると、走行ルートの急な変更や到着時間の大幅な遅延が発生します。その際にドライバーは事務所や目的地への連絡をする必要がありますが、運転中では危険なうえ、スムーズな連絡が取りづらいもの。着タイムは、動態管理システムと連携することで、デバイスの位置情報から目的地までの到着遅延を通知できるサービス。デバイスごとの到着見込み時間を一覧で確認でき、現時刻で確認したい場合は「即時判定」も可能です。連絡漏れをなくし、お店との連携をスムーズにしてくれるサービスです。

monoful「着タイム」

MOCCI

出典:TOSHU

MOCCIは、GPS(トラックの位置情報)をリアルタイムに集積し、配送先エリアにトラックが近づくと、お客様のメールアドレスに自動でご案内メールを送信するサービス。担当者への電話確認が不要、商品の受入準備もスムーズに行いやすくします。

TOSHU「MOCCI」

ルートの最適化

Loogia

ラストワンマイルに特化した最適化サービスで、AIによって最適なルートを簡単に作成できるサービスです。今までは知識と経験がある人に頼っていたルート作成。複雑でなおかる時間のかかる配車計画を、誰でも簡単に作成できるのが最大のポイントです。配送実績はノウハウとして蓄積されるため、利用すればするほど、最適化されたルートが作成できます。

オプティマインド「Loogia」

まとめ

人材不足をフォローし、無駄を無くし、本来の業務に集中させてくれる便利なITツールは、単独ではもちろんですが、掛け合わせることでさらなる省エネ効果を発揮できるでしょう。これを機に、あなたの企業でもDXを推進し、業務改善と収益の向上を目指しませんか?